2011年03月06日
金沢・能登半島ツーリング 1
金沢・能登半島ツーリング 1
学生時代の友人の結婚式が富山県で行われる。
3ヶ月くらい前に招待状とメールをもらった時に即思ったのだ。
(バイクで行こう)
バイクライフに復帰した筆者としては、電車や飛行機なんて考えられない。
与えられた時間は、3泊4日(1日目の出発前と4日目は帰宅後仕事)。
実際には1日しか自由行動がとれない。
では、そうそう行けない能登半島でも走ってみようか。
学生時代の友人の結婚式が富山県で行われる。
3ヶ月くらい前に招待状とメールをもらった時に即思ったのだ。
(バイクで行こう)
バイクライフに復帰した筆者としては、電車や飛行機なんて考えられない。
与えられた時間は、3泊4日(1日目の出発前と4日目は帰宅後仕事)。
実際には1日しか自由行動がとれない。
では、そうそう行けない能登半島でも走ってみようか。
2004.10.21(木)
3:30に起床。今日より3日分の残りの仕事をする。後は親任せ。
6:00 待望の出発だ。
首都高中央環状6号より5号、美女木より外環道、大泉より関越道と乗り継ぐ。
7:30 上里SA。自宅より112km。15分休憩。
90分走るが、お尻が痛く滑り込む。
所沢JCT手前4km渋滞で、すり抜け。平日なのに関越道は混んでいる。
上里の車の駐車場も空きが無いくらい。
・・・・・
上信越道に入り、車の数が激減。どうやら混雑は関越道方面だけのようだ。
道はというと、登りのカーブが多くなる。
今日は、いつもの6速巡航だけでなく、4速、5速も使ってみようと。
登りで6速だと、100km/h以上の加速がもっさりなのだ。
『ギヤ比』『パワーバンド』を意識したのは実はこれが初。
追い越しの時、4速からアクセルを開け、最高トルク11,000rpm、
5速14,000rpm(最高出力)までになると十分な加速感を感じれた。
(高速道路での超高回転型エンジン楽しい!)
と上信越道のカーブを楽しむ。
8:35 東部湯の丸SA。204km。
晴れの中気持ち良く走ってきたが、佐久辺りから急激な寒気が襲った。
(標高の高いところは寒い)と身を持って(遅すぎ)。
2週間前にビーナスラインから上信越道を走った時とは大違い。
山の季節は、どんどん冬へと向かっているのだ。
ここで持参の軽食と給油をすることに。
燃費は18.5km/Lと激減、楽しい高回転の代償だ。
湯の丸からの景色。
毎日20坪の建物の中で働いているので、これだけでも感動だった。
(そういえばレンズの子供の手垢、まだ拭いていない・・・)
9:00出発。
・・・・・
妙高高原付近で渋滞があった。どうやら工事による交互通行のようだ。
7年前はこの辺は未開通区間。国道18号を走った記憶がある。
なんと通行開始まで10分も掛った。エンジン切っておけばよかった。
10:15 妙高SA。296km。
まったく人気が無い静かなSA。下線SA貸切、こんなの初めてだ。
SAからは妙高山と火打山だろうか。
遠景の利く快晴ではないけど、気分良いなぁ。
高速道路だけど、(遠くへ旅してる)って気がしてきた。
10:30出発。
・・・・・
上越JCTより北陸道へ。
この先で1997年7月、速度違反で切符切られたっけ。
流れに合わせて走行していたが実測126km/hで検挙。
(当時は二輪制限速度が80km/hという大型車に不快な厳しい条件)
大型二輪免許取得後1年以内で、
簡易裁判・反則金、座学・実習で、貧乏な身に、なんだかんだ10万円近く掛った・・・
切り立った崖の日本海沿岸を走ったり、変化に富んでいて楽しい。
11:40 有磯海SA 415km。
SAは、空いていてガラガラ。
そろそろ小腹が減ってきた。昼食どうしようと思ったけど予算少なめ。
すると、良い匂いが・・・
卵いっぱいのホタテ・柔らかいイカ・歯応えが楽しいサザエ、1本300円。
900円使ったけど、とても美味しかった。でも満腹には到底・・・。
(結婚式前後で食べ過ぎ飲み過ぎになるだろうからダイエット)
なんだか富山県は曇空。
この後金沢に向かうのだが、天気が危ぶまれる。
食べたり、家に電話したり、眠くなったりで60分も休憩してしまった。
12:40出発。
・・・・・
富山県小杉IC付近から雨が降り始めた。
雨に関しては通さないウェアを着ているので問題ないのだけど
蒸れる蒸れる・・・。はやく透湿性の高いウェア買いたいものだ。
でも高速で走っているのでヘルメットシールドの虫が意外に流れたのはラッキー。
13:30 金沢東IC下車 493.1km。
若干雨は弱くなった。晴れ間も見え隠れ。
道路標識に従って、兼六園・金沢城を目指す。
金沢市内は交通量多い。標識が少なく迷いそう。
なんとか到着したは良いけど、バイク駐輪場が分からない。
しかも一方通行ばかりで迷う迷う・・・
結局タクシーの運転手が教えてくれてなんとか駐輪。
14:10 特別名勝 『 兼六園 』 504km。
予定より、かなり時間をロスしてしまった。
閉館まで2時間少々、軽く散歩してみよう。
・・・・・
兼六園(けんろくえん)
石川県金沢市にある日本庭園。広さ約3万坪。
5代藩主前田綱紀が『 蓮池亭(れんちてい) 』を造り、その庭を「蓮池庭」と呼んだのが始まりとされている。
そして13代藩主斉泰が現在の兼六園に完成させた。
江戸時代を代表する池泉回遊式庭園。国の特別名勝に指定されている。
岡山市の『 後楽園 』と水戸市の『 偕楽園 』と並んで、日本三名園の一つに数えられている。
日本さくら名所100選に選定されている。
・・・・・
入館料300円を支払い、マイナーな入口より階段を登る。
通常は正門からなので、この門は観光客0人。
そこには日本庭園が広がっていた。
うう、雨が強まってきた。なんと傘を忘れたのだ。
ウェアのまま歩くことに。
ヘルメットかぶるわけにはいかないし、頭は濡れ覚悟。
霞ヶ池。
1837年に掘り広げたようで、30年後に維新を迎えようとは思いもしなかったろうな。
霞ヶ池の夕顔亭!?
あそこで抹茶などすすってみたいかも。
じゃりじゃりと、落ち着く空間を歩いてゆく。
慌ただしい金沢市街から近くとか驚きだ。
瓢池。
その形状から名づけられた。
この付近は兼六園の発祥の地。
100年後に写真の翠滝が作られた。
ぐるっと回るには時間が足りないので、この辺で金沢城址へ。
MAPがあった。
広い、こんなにも広大だ。
前田家の加賀藩は親藩外様合わせて最高の表高100万石として有名だが、
(1石は大人1人の一年の食量、1万石で250人前後の兵の動員を可能とする)
17世紀の新田開発、農具肥料の改良などにより実高は134万石。
独眼竜で有名な伊達家仙台藩とて表高62万石、実高は99万石。
(将軍家は表高400万石、実高398万石)
その経済状態を表す兼六園だった。
石川門を渡ると、金沢城だ。
・・・・・
金沢城(かなざわじょう)
台地に建てられた平山城。
防御力の無さから櫓の多い城であり、屋根瓦には鉛を使用し戦時は鉄砲弾の材料へと考案。
また城下にて防御の為の寺が多く建立された。
1546年、本願寺の加賀一向一揆の拠点として尾山御坊を建設。
1580年、織田信長家老:北陸侵攻柴田勝家配下の佐久間盛政により落城、金沢城となる。
1583年、賤ヶ岳戦役後、秀吉より前田利家が任命され、尾山城と改名。
1587年、大改造時より再度、金沢城と改称されてゆく。
・・・・・
三の丸公園。
兼六園とは打って変わって、空いている。
三の丸からの金沢城公園。
広大な芝生と、ベンチ、四阿がある。
快晴の日は、気持ち良くお弁当が広げられそうだ。
二の丸脇の掘。
観光客は年齢層高いな。とても静かな気持ちで歩ける。
二の丸。
本丸の落雷により焼失後、藩主の居城とされた。
この坂をゆくと本丸跡地へ。
15時を過ぎた。この辺で戻ろうと思う。
16:00 金沢マウンテンホテル 514km。
ここで忘れた傘よりも大失敗。
2,000円で宿泊できるクーポンを忘れたことに気づき、自宅へ電話。
宅急便で至急送ってもらい、明日お渡しということで宿泊許可を経た・・・
部屋へ入り、荷物整理をして、給油と夕食の買いだしへ。
コンビニでカップ麺とパンで安く済ませる。
ガソリンスタンドがなかなか見つけられない。
やっと給油してみると、15.4Lも入り焦る。燃費は20km/L丁度。
明日は早いので給油できて良かった。
17:00 部屋に戻ってシャワー浴びて湯に入り冷えた体を温める。
TVを見ながらポットで湯を沸かし、カップ麺とパンで夕食。
デジカメ写真を見て今日一日を顧みて、にやり。
明日のプランの再確認をして期待に胸を躍らせつつ早めに床に就いた。
・・・・・
晴れの、約500kmの高速道路は遠くへ来てる感満載で楽しかった。
兼六園と金沢城は雨に降られたが、なかなか風情があって良かった。
紅葉真っただ中か、雪の時期に家族旅行も良いと思った。
石川県金沢能登半島ツーリング2へつづく
Posted by るーぱ at 20:00│Comments(0)
│石川県金沢能登半島