2010年10月29日
嬬恋志賀周辺ツーリング6
嬬恋志賀周辺ツーリング6
- 上信スカイライン -
- 上信スカイライン -
さて志賀草津道路最高のポイントをまたの機会にし先へ進みます。
このT字路を左折します。
万座道路です。
視界はすぐれません。タイトなコーナーの連続で高度を下げてゆきます。
交通量は半減以下となります。
途中万座温泉街で有料道万座ハイウェイとの分岐点がありますが
長野方面へ右折します。
上信スカイラインです。
万座は中腹に位置するようですぐに標高が高くなっていることに気づきます。
序盤は樹林道ですが・・・
まもなく草津志賀道路と横手山がいきなり見えてきて、
長野県に入ります。高山温泉郷の高山村です。
若干路面はガレて狭くなりますがコーナー外側はというと、、
とんでもない高地を走っていることに気が付きます。
向こうは2,000m級の道路ですから、ここもそれに近い高さです。
一般人にとってマイナーであろう上信スカイライン、驚きです。
白根側アクセスだと通り過ぎそうになりましたがここで是非左折です。
(写真は通り過ぎて後ろから撮影、右折します)
上信スカイライン、実はオプション、ここの寄り道が凄いんです。
道は1車線と狭くなりますが交通量が半端なく少ないです。
少し進むと・・・
「うぉ!」
急ぎバイクを停める。
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「ちょっ、戸隠だ」
刺々とした戸隠の若干の冠雪が美しい。
木々の合間に北信5岳とその奥北アルプスを見ながら先へ。
左手に落石のありそうな斜面、右手に急峻を進む。
アスファルトがはがれている、大丈夫か、この道・・・
すると・・・
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「!?」
なんだ、この感じ・・・
静、いや、、死まではいかないけど、、まるで時が止まっているような・・・
バイクを降りて歩いてみる。
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力強い破風岳。
この先はダートの模様。つづら折れの道が腸の様に続いている。
オフローダーはぜひ進んで貰いたい。
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毛無峠、そう小串鉱山跡地なのだ。
天然のベアリングに何度も転びそうになりながら
ゴアテックスだからという理由で履いてきたビジネスブーツで登ってみる。
すでに倒壊した鉄塔もあった。
もし滑車の鉄塔に感情があるとしたら
何を眺めて来たのだろう、今は何を思っているのだろう。
なんだろうこの気持ち。悲しい?いや違う。さびしいのか?
自分の感情をもて余していた。嬉しい楽しい今までの風景とは違う。
巨岩の上で一服。気持ちが晴れない。
こんなにも空は青いのに・・・
でも来て良かったな。こんな風景も日本にはあるんだと・・・
さて、、、うちに帰ろう。
北海道硫黄㈱小串鉱山
人口最盛期約2,100名、従業社員数約670名
小中学校、診療所、商店、神社までもがあり1つの村だった。
1929年(昭和4年)から採掘を開始し1971年(昭和46年)に閉山されるまでの43年間
標高1,650mの高地で冬は氷点下という過酷過ぎる環境下での鉱山であった。
経営母体は三井系企業の『 北海道硫黄株式会社 』
事故が多く最も被害の大きいものは
1937年(昭和12年)の大規模な地滑りで245名の方が犠牲になった。
その慰霊碑が今も残っており毎年夏に慰霊祭が行われている。
ここの硫黄は平均品位、約35%で現地で製錬もしていた。
できた製品は当初は高山村まで徒歩で山越えしていた。
途中から索道(ロープウエイ)を建設しそれで須坂市まで運んだという。
次は 帰路・データー です。
Posted by るーぱ at 00:00│Comments(0)
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